【実績報告】従業員600名規模の製造業にて、体感型で転倒災害防止講習を実施しました

合同会社PROWELLでは、滋賀産業保健総合支援センターからの委託をうけ、従業員約600名規模の製造業にて、現場担当者を対象とした対面型の「転倒災害防止講習」を実施しました。当該事業所より許可を得て実績報告させていただきます

本講習では、転倒災害を単なる「不注意」や「個人の問題」として捉えるのではなく、外的要因・行動要因・内的要因の3つの視点から整理し、職場全体で取り組むべき安全衛生課題として理解を深めていただきました。

実施概要

項目内容
実施形式対面講習
対象製造業の管理職・現場関係者
企業規模従業員約600名規模
テーマ転倒災害防止講習
主な内容転倒災害の要因理解、危険場面の把握、行動面の注意点、身体機能と転倒リスク、職場での声掛け・指導、教育・環境改善・体づくりを組み合わせた対策

講習の目的

今回の講習では、転倒災害の発生要因を多面的に理解し、現場で実践できる予防行動につなげることを目的としました。

特に、冬季・雨天・駐車場・勤務動線など、製造業の現場で起こりやすい危険場面を具体的に取り上げながら、靴底の摩耗、歩きスマホ、歩きながらの書類確認、ポケットに手を入れた歩行など、日常的な行動に潜むリスクについて確認しました。

また、バランス能力・筋力・注意力などの身体機能と転倒リスクの関係についても、実技を交えながら体感的に理解していただきました。

アンケート結果

講習後のアンケートでは、5段階評価において、全10項目平均点は4.28点でした。

特に高い評価をいただいた項目は以下の通りです。

評価項目平均点4点以上の割合
転倒防止は職場全体の課題だと理解できた4.5100.0%
バランス能力、筋力、注意力など身体機能と転倒の関係を理解できた4.6100.0%
講習内容は分かりやすかった4.495.2%
靴底、ながら歩き、ポケットハンドなどの行動面の危険についてイメージできた4.595.2%
転倒対策を教育・環境改善・体づくりの組み合わせで考える必要性が理解できた4.595.2%

この結果から、転倒防止を「現場全体の課題」として捉える視点や、身体機能と転倒リスクの関係について、高い理解が得られたことが確認できました。

現場で取り組めそうな内容

アンケートでは、今後現場で取り組めそうな内容として、以下の項目が多く挙げられました。

内容回答数
危険箇所のリストアップ11件
転倒リスク場所の確認や注意喚起の表示設置11件
靴底の定期チェックの必要性周知9件
ポケットに手を入れない9件
歩きスマホや歩きながらの書類確認の禁止6件
4Sの徹底5件
階段や段差付近への注意喚起表示5件

特に、危険箇所のリストアップや注意喚起表示など、現場環境の見直しに関する回答が多く見られました。
一方で、靴底チェックや歩行中の行動習慣の見直しなど、個人の行動変容につながる内容も多く挙げられました。

受講者の声

受講者からは、以下のような感想をいただきました。

自分の体力状況が理解できた。

閉眼での片足立ちが予想以上にできなかった。

実技で閉眼片足立ちや椅子から片足で立つ動作ができず、筋力の衰えを実感できた。

ハード対策にも限界があり、個人の筋力も大きな課題だと感じた。

実際に身体を使った実習が印象に残った。

転倒災害の対策の一つとして、体力づくりの重要性を理解できた。

講習では、知識の提供だけでなく、身体を使った簡易チェックを取り入れることで、参加者自身が転倒リスクを自分事として捉えるきっかけとなりました。

今後の要望

今後の講習に関する要望としては、以下の声が多く寄せられました。

要望内容回答数
他の従業員にも同じ講習を受けさせたい14件
身体転倒リスクに関する体力チェックなどの実技体験を増やしてほしい8件
継続的・定期的に実施してほしい7件
転倒リスク箇所の洗い出しを一緒に行ってほしい1件

これらの結果から、単発の講習にとどまらず、現場全体への展開や、継続的な教育、体力チェックを含めた実践型の取り組みに対する現場ニーズが確認されました。

PROWELLの支援内容

PROWELLでは、転倒災害や腰痛災害などの行動災害に対して、単なる知識提供だけでなく、現場の状況に応じた判断支援を行っています。

特に、以下のような支援が可能です。

  • 転倒災害防止講習
  • 腰痛予防講習
  • 高年齢労働者の身体機能低下に対応した安全衛生教育
  • 転倒リスク箇所の整理
  • 靴・床面・動線・作業環境の確認
  • 管理職向けの声掛け・指導内容の整理
  • 体力チェックを含めた実践型セミナー
  • 継続的な安全衛生活動への助言
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転倒災害防止には、教育だけでなく、環境改善・行動改善・体づくりを組み合わせた取り組みが重要です。

PROWELLでは、現場の実情に合わせて、企業が次に取り組むべき対策を整理し、実行につなげるための支援を行っています。

まとめ

今回の講習では、転倒防止を職場全体の課題として理解すること、身体機能と転倒リスクの関係を体感すること、そして現場で実践可能な対策を考えることを目的に実施しました。

アンケート結果では、講習内容の分かりやすさや、身体機能と転倒リスクの理解において高い評価をいただきました。

また、「他の従業員にも受けさせたい」「継続的に実施してほしい」「実技体験を増やしてほしい」といった声も多く、企業全体での継続的な取り組みにつながる可能性が示されました。

PROWELLでは、今後も企業の安全衛生活動を支援し、転倒災害・腰痛災害などの行動災害予防に向けた実践的なサポートを行ってまいります。