
2026年9月29日、古河AS株式会社様にて、頭痛・肩こり・眼精疲労をテーマにした60分間のセミナーを実施しました。※事業所様より許諾をえて、事業報告をさせていただいております。

従業員約800名規模の同社から、受講を希望された四十数名の皆様にご参加いただきました。今回は、滋賀産業保健総合支援センターの事業として、理学療法士の辻村孝之が講師を担当しました。
身体のケアと、仕事中の負担を見直す視点を
講習では、頭痛・肩こり・眼精疲労について理解を深めながら、日常の仕事の中で取り入れられる対策を紹介しました。
特にお伝えしたのは、「良い姿勢を保ち続ける」ことだけにこだわらず、負担の少ない姿勢をいくつか使い、同じ状態を続けないことです。
身体を動かすセルフケアに加えて、画面の位置や腕の支持などの作業環境、休息や姿勢を変えるタイミングなど、仕事の進め方を見直す視点も共有しました。
参加者からは、「運動だけではなく、環境の整備が必要だと分かった」「良い姿勢で固定ではなく、姿勢を適宜変えるのが良いというのは初めて聞き、とても納得できました」といった声が寄せられました。
実際に身体を動かして、対策を体験

実技では、首・肩まわりや胸、体幹、下半身を動かすストレッチや運動を行いました。また、目を覆って光を遮り、目を休める方法も体験していただきました。
アンケートでは、次のような感想が寄せられました。
- 「実際にストレッチできてよかった」
- 「体操が非常に気持ち良かったです。」
- 「身体を動かしてスッキリしました。」
- 「作業の間隔を空けて身体を動かすことの重要性を実感しました。」
目を休める体験についても、首や肩が楽になったと感じた方の声がありました。これは受講者個人の感想ですが、自分の身体の状態に目を向け、変化を確かめる機会になったことがうかがえます。
アンケート27件の結果
講習後のアンケートには、27名の方から回答をいただきました。
| 評価項目 | 肯定的な回答 |
|---|---|
| 講習内容はわかりやすかった | 26名/27名(96.3%) |
| 現場に関係が深い内容だった | 24名/27名(88.9%) |
| 講習の時間は適切だった | 26名/27名(96.3%) |
| 肩こり・眼精疲労・頭痛の予防について理解が進んだ | 27名/27名(100%) |
※肯定的な回答は「非常にそう思う」「そう思う」の合計です。
総合満足度は、5点満点で平均4.30点。4点または5点を選んだ方は24名(88.9%)でした。
これらは回答者27名による講習の評価であり、症状の改善率を示すものではありません。内容への理解や、職場との関係を感じていただけたことを、今後の支援につなげていきたいと考えています。
いただいた声を、次の講習へ
今後の要望として、実技・体験の時間を増やしてほしい、作業改善の具体事例をもっと知りたい、一般職向けにも実施したい、といった声がありました。
一方で、筋肉や骨の位置がわかる図を増やしてほしい、後方からでも見やすい資料にしてほしい、という改善のご意見もいただきました。
今後は、専門用語をより身近な表現で伝えること、図や実演の見やすさを高めること、職場で続けやすい運動を整理して紹介することに取り組んでいきます。
学んだことを、日々の仕事の中へ
「教わった内容をちょっとずつ実践してみようと思います」という言葉もいただきました。講習での体験が、日々の仕事の中で身体を動かしたり、作業環境を見直したりするきっかけになれば幸いです。
ご参加いただいた皆様、開催にご協力いただいた古河AS株式会社のご担当者様、講師を委託してくださった滋賀産業保健総合支援センターの皆様に、心より感謝申し上げます。
PROWELLでは、理学療法士と人間工学の視点から、頭痛・肩こり・眼精疲労対策、腰痛予防、転倒予防など、職場の課題に応じたセミナーや職場身体リスクの伴走支援を行っています。企業・事業所での健康づくりや作業負担の見直しについて、お気軽にご相談ください。
