
講演概要
2025年12月、滋賀県内の自動車販売業(従業員約400名規模)にて、
管理職・店舗責任者を対象とした転倒災害防止講習(約25分)を実施しました。
本講習は、
「理解で終わらせず、行動変容と現場実装につなげる」
ことを主目的とし、データ・事例・簡易チェック・実技を組み合わせた構成としました
講習実施の背景
- 滋賀県では、転倒災害が労働災害全体の約4割を占める状況が続いています
- 特に第三次産業(販売・サービス業)で増加傾向が明確
- 冬季の駐車場・通勤動線・出入口での転倒リスクが高い
これらの背景を踏まえ、
「環境」「行動」「管理」「身体機能」の4要因をセットで捉える内容を中心に講習を行いました
講習内容のポイント
1. データで理解する転倒災害
- 滋賀県・管内の労働災害統計を用い、
「転倒は誰にでも起こり得る災害」であることを共有 - 実際の死亡災害事例(匿名・許可済)をもとに、再発防止策を解説
2. 現場に落とし込む「4大要因」
- 環境要因(床面・照度・気温・動線)
- 行動要因(焦り・歩きスマホ・両手が塞がる状況)
- 管理要因(ルール・教育・4S)
- 身体要因(筋力・バランス・加齢変化)
3. その場でできる簡易チェックと実技
- 閉眼片脚立ちによるバランス簡易評価
- ふくらはぎ周径を用いた筋肉量セルフチェック
- ダイナミックフラミンゴ療法・チェアースロースクワットの実践紹介
「知って終わり」ではなく、
明日から現場で実施できる内容に重点を置きました。
受講者アンケート結果(抜粋)
講習後アンケート(回答数:17名)では、以下の結果が得られました。
- 講習内容がわかりやすかった
→「そう思う・非常にそう思う」100% - 現場に関係が深い内容だった
→「そう思う・非常にそう思う」100% - 転倒が自分の職場でも起こり得ると実感できた
→「そう思う・非常にそう思う」100% - 従業員への声掛け・注意喚起を強化しようと思った
→「そう思う・非常にそう思う」100% - 総合満足度
→平均 4.65 / 5.0
また、
「実際に取組めそうな内容がイメージできない」と回答した方は0%でした
今後につながる示唆
アンケート結果からは、
- 危険箇所の洗い出し・マップ化
- 冬季・雨天時の具体的注意喚起
- 靴・身体機能・運動習慣への関心
といった、次のアクションにつながる視点が明確になりました
短時間講習であっても、
「教育 × 環境 × 身体づくり」をセットで伝えることが、
現場の行動変容につながる可能性を示す結果となりました。
企業向け安全衛生講習について
当方では、
- 転倒災害防止
- 腰痛予防
- 運動不足対策
- 管理職向け安全衛生教育
などを、業種・時間・対象者に合わせてカスタマイズして提供しています。
